青春とは、夢や希望に満ち活力のみなぎる若い時代と言われています。
これからその青春時代を迎える方、人生を振り返り、自分の青春時代を懐かしく思う方もいると思います。
この青春時代を成田闘争に捧げた若者も数多く、当時は青年行動隊と呼ばれ、高校生もいたそうです。
その青年行動隊のひとりが、昭和46年10月1日に生まれ育った村の神社で22才の時に縊死しました。その時の遺書の一部に「空港問題がなかったら、俺も今ごろ嫁さんなんかもらって、りっぱに百姓やっていけたと思います。」とあります。
彼が亡くなって今年で47年になりますが、生きていれば69才になり、お孫さんもいたかもしれません。
成田空港建設にあたっては、多くの犠牲を伴い、若者の人生を変えてしまったかもしれません。このようなことは、二度とあってはならないことです。
空と大地の歴史館は、地域と空港をめぐる歴史的経緯を後世に伝えていくことを目指して建設され、この闘争の時代を紹介するコーナーもあります。
皆様のご来館をお待ちしています。
KITAMI