成田空港の開港に合わせて開業しましたが、その後、駅名も変わり航空旅客に縁遠くなってしまった駅があります。空港内に最初に開業した鉄道駅、京成電鉄の旧・成田空港駅です。
しかし、駅が旅客ターミナルビルに直結していなかったため、旅客はバスに乗り換えてターミナルビルに向かわなければなりませんでした。1971年の成田新幹線整備計画で国鉄の空港ターミナルビル駅設置が既に決まっていたからです。残念ながら成田新幹線は沿線住民の反対等で実現しませんでしたが、後に、建設済みの高架橋やトンネルを利用してJR在来線と京成線をターミナルビルに直結させることになり、13年後の1991年3月に待望の新・成田空港駅が第1旅客ターミナルビルに開業したのです。旧駅は東成田駅に名を変えました。
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