成田空港 空と大地の歴史館

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NAA歴史伝承委員会とは

1.発足の経緯

1996年(平成8年)4月、共生委員会内に「共生会館(仮称)建設準備委員会」が設置されました。委員会は計11回にわたる会合を開催し、1997年(平成9年)3月に『共生会館(仮称)建設基本構想』を作成して解散しました。

この『基本構想』では、共生会館(仮称)内に、「共生を具体化していくための機能」とともに「成田空港問題の歴史を正確に伝える機能」(仮称「歴史伝承の場」)を果たす場を設けることが提案されました。

この「歴史伝承の場」を準備し運営していくための調査、研究等をおこなうことを目的として、1997年(平成9年)8月に歴史伝承部会が発足し、以来、7年間にわたって活動を続けました。

その後、空港公団の民営化を機に2004年(平成16年)4月からは、財団法人航空科学振興財団へ移管され、歴史伝承委員会として活動を続けました。

そして歴史伝承館(仮称)建設に向け具体的に動き出すことを機に、成田国際空港株式会社(NAA)が事業を引き継ぐこととなり、NAAでは2009年(平成21年)4月、「NAA歴史伝承委員会」を立ち上げました。

2.組織

「NAA歴史伝承委員会」は、歴史館の展示内容や運営体制について、専門的な意見や空港周辺地域の方々の意見を反映するため、NAA社長の諮問機関として設置されました。
また、展示内容の第三者性および公平性を確保することを目的とし、委員会内に「NAA歴史伝承委員会 運営検討部会」を置いています。
さらに、成田空港の更なる機能強化に伴い、新たな空港用地内の各地区で伝承されている民俗行事や歴史資料の調査および必要に応じた保存を実現するため、2019年(令和元年)8月、運営検討部会内に「NAA歴史伝承委員会 運営検討部会調査会」を設置いたしました。

3.収集資料の帰属

これまで歴史伝承委員会が調査・収集した資料は地域振興連絡協議会(会長千葉県知事)に帰属することになっています。

4.活動概要

NAA歴史伝承委員会では、これまで歴史伝承委員会が調査・収集した資料を十分に活用して常設展示を開設しました。今後は、この展示施設を維持するとともに、収集した資料の保存管理にも努めます。