先日、木々のも一段と色濃くなった熊野古道を歩く機会がありました。
大門坂、那智の大滝、熊野那智大社、那智青岸渡寺など陰陽師の魔界転生が現れるような木立の中で、まさに安倍晴明が活躍したであろう時代絵巻の雰囲気に圧倒されました。
その域に行くまで途中に急な階段が467段あり、結構厳しいもので、同行の語り部さんは、先を読むな、今の苦しさを乗り越えようと諭していました。
明日という目標に到達するには、昨日があり、そして今日を懸命に生きる時間の繋がりがあります。
成田空港についても、反対運動を始め、地域の皆さんの汗と涙の物語があります。
館内に明日のために今日を懸命に生きる開拓者の姿をとらえた一枚の写真が、私たちの心を揺さぶります。
私たちは過去の出来事を大切に、それを明日に繋げる語りをして参ります。
どうぞ、空と大地の歴史館にご来館ください。
KITOU