成田空港 空と大地の歴史館

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スタッフブログ

夏休みの自由研究

解説員のつぶやき

 夏休みの自由研究として成田空港問題を取り上げている、千葉県成田市居住の中学1年生の男子生徒が、当歴史館に取材にきました。
 中学1年生だと13才(2005年生)ですが、成田空港は、その39年前の1966年7月に空港建設の閣議決定がなされていますので、男子生徒と話していると、もうそんな年月が経ったのかと、感慨深いものがありました。
 男子生徒には、その頃の時代は、1964年に第18回東京オリンピックが開催され、まさに高度経済成長期であったこと、一方では、新左翼による学生運動があり、1969年1月に東京大学本郷キャンパス安田講堂占領事件、1972年2月には長野県北佐久郡軽井沢町にある浅間山荘人質事件などがあり、成田空港に反対する農民もこの新左翼と共闘したことから、けが人や命を失うものもいたが、その後の国・空港公団と反対同盟との公開話し合いもあり、現在の成田空港が運営されていること、などを話しました。
 この日は、若者と話ができ楽しい一日となりました。
 一人でも多くの若者が成田空港建設に関することに興味を覚え、当歴史館に来館することは、私どもにとっても、大変喜ばしいことです。
 皆様のご来館お待ちしております。

KITAMI