成田空港 空と大地の歴史館

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歴史の中に(4)

歴史の中に

 現在の成田空港の敷地内には、まだ約3haほどの未買収用地が残っています。大部分は2本目の平行滑走路の南側周辺ですが、その一角に東峰神社があります。元は、民間航空の先駆者といわれる飛行機製作会社の伊藤音次郎氏が、1940年に習志野市にあった工場敷地内に建立した「航空神社」です。戦後、GHQの航空禁止令により工場を閉鎖した伊藤氏は、1948年に社員等と共に「恵美開拓農業協同組合」を結成し、農業開拓民として成田市東峰地区に入植しました。航空神社も1953年に当地に遷座されたのです。新空港の位置が成田に決まる13年も前のことです。

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