成田空港 空と大地の歴史館

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歴史の中に(8)

歴史の中に

 来館されるお客様から「隣の航空博物館の後ろに建っている白いドームのようなものは何ですか?」と聞かれることがあります。
この建造物は現在、「成田平和仏舎利塔」と呼ばれているようですが、空港建設反対運動のシンボルとして1969年に空港敷地内の4000m滑走路へ進入する南端の誘導路そばに建てられた当初は、「三里塚平和の塔」と呼ばれていました。
 新空港の建設が地域の人々の生活破壊や環境の悪化、さらには軍事利用を招くなどとして、当時、空港建設反対運動に参加していた法華宗派の僧侶が中心となり、空港反対同盟のメンバーなどが奉賛会を組織して建てたものです。

 その後、国及び千葉県、空港公団(現在のNAA)との話し合いにより、空港敷地の外へ移転することがきまり、1972年に遷座式がとり行われ、2001年5月に現在の場所に再建されました。

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